コロンビア:憲法裁判所 Cerro Matoso社への賠償金支払い命令判決を巡り混乱

掲載日:2018年9月13日

8月31日付けの地元報道によると、憲法裁判所は8月30日、Cerro Matoso社が憲法裁判所の判決(ニッケル採掘による影響を受けた被害者3,400名への賠償支払い命令)に対して判決無効を請求していた件に関して、審理結果が賛成4票、反対4票になったと明らかにした。本来、審理を行う裁判官は9名だったが、うち1名がCerro Matoso社の弁護士と近い関係にあったことから、8名での審理が行われた。

判決の一部無効に賛成票を投じた2名の裁判官は、即決裁判の本来の目的は、賠償請求でなく基本的人権の保護にあると主張。複数の憲法専門家らは、憲法裁判所は政令2691に基づき賠償金の支払いを命じることができると主張。他の裁判官は、賠償支払い命令判決では具体的な賠償額が示されなかったことを問題視し、Cerro Matoso社は300百万USDの賠償金を支払うべきであると主張。

また、被害者側の弁護士が成功報酬として賠償金額の50%を受け取る見込みであるとして、本来の被害者に賠償金が渡るのか懸念の声が上がっている。

(石炭開発部 辻  誠)

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