豪州:Hunter地域の住民が炭鉱からの粉じんによる大気汚染の改善を申し入れ

掲載日:2018年9月13日

9月5日付けの地元紙によれば、Hunter地域における32名の医師を含む約100名の住民が、NSW州政府に大気環境の改善を図るよう求めた嘆願書を送付した。この嘆願書においては、石炭産業に対して大気汚染による損害の賠償を行うことも求めている。

地元紙によれば、同地域における健康影響について10年以上調査をしてきたある医師は、「炭鉱に起因する大気汚染が、住民の健康をむしばんでいる」と述べている。同地域において、最も粉じんの排出が多い上位10箇所の炭鉱においては、2017年に6,100万kgのPM10の粉じんが放出されており、前年から2%増加している。これは、2018年4月に発表された連邦政府の国家汚染物質目録(National Pollutant Inventory)のデータを引用したものであり、これらの10炭鉱は、Hunter Valley Operations炭鉱、Mount Arthur炭鉱、Mount Thorley Warkworth炭鉱、Ravensworth炭鉱、Bengalla炭鉱、Bulga炭鉱、Liddell炭鉱、Wambo炭鉱、Mount Owen炭鉱及びGlendell & Ravensworth East炭鉱になっている。

またある医師は、Hunter地域の8カ所の大気環境モニタリングステーションの観測においては、粗粒物質の日平均の大気濃度が、今年に入ってから繰り返し国家汚染基準の超過を示していると述べている。

(シドニー事務所 山下宜範)

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