ポーランド:JSW コークス炭鉱の管理強化を目指す

掲載日:2018年9月20日

9月6日付けの地元報道によると、JSWはEU最大規模のコークス炭鉱の管理強化のため、Prairie Mining社プロジェクトの入札を検討している。国営JSWと豪州Prairie Mining社(ポーランドにて炭鉱開発)は、2018年、提携協議を行っているが、JSWは炭鉱の管理を望んでいる。関係者によると、JSWはPrairie Mining社のプロジェクト買収を検討している。

首相とエネルギー省は暫定的に買収計画を承認している。JSWの計画は、国内では10月に全国的な地方選挙があり、法と正義党の雇用の創出公約を反映している。同党は、戦略的資産の国有化を求めている。

Prairie Mining社はポーランド南西のJan Karski炭鉱、Silesia(ポーランド南部工業中心地)のDebiensko炭鉱にてコークス炭を開発している。JSWの広報官は取得計画に関しては言及しなかったが、Prairie Mining社プロジェクトの評価を行っており、詳細については9月中旬に公表すると語った。

発電に使用される一般炭は、欧州では銀行が融資を拒否するため、その採掘は難しくなっている。鉄鋼生産で使用されるコークス炭の展望は明るい。エネルギー省の大臣は、ポーランドが急速に発展するには、より多くの鉄鋼とコークス炭が必要だと語った。

海外投資家の一部はポーランドのコークス炭に熱心である。投資家はポーランド政府が、英国の民間会社Tamar Resources社によるプロジェクト(従前JSWが一般炭炭鉱として操業していたSilesian炭鉱でのコークス炭採掘希望)を拒否することを期待している。Tamar Resources社のCEOは、少なくとも2,000名の分の雇用を創出するプロジェクト計画は挑み続けると語った。

独立自主管理労働組合(連帯)のSilesian支部長は政府に対して、Silesian炭鉱を再開する投資家の入札を行う様に求め、落札者が誰であっても支援すると語った。仮にTamar Resources社が落札したら、連帯は同社を支持すると語った。更に、政府はまだ連帯からの入札要望には回答していないと付け加えた。

(石炭開発部 辻  誠)

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