米国:2017年、18の州で石炭火力発電シェアが首位とEIAが報告

掲載日:2018年9月20日

9月12日の現地報道によると、9月10日にEIA(米国エネルギー情報管理局)は2017年の米国の発電について報告し、天然ガスによる発電量は石炭による全発電量をわずかに上回ったものの、石炭火力発電は州レベルで依然として主要電源であったとした。

昨年は米国の18州が発電の大半を石炭に依存し、16州は主に天然ガスに依存していた。9州で原子力発電が首位を占め、6州で水力発電が首位を占めた。石油はHawaii州において主要な発電用燃料であった。

2017年、天然ガス発電ユニットは米国の電力の32%を供給し、石炭焚き電力は30%であった。同報告書は過去10年間に石炭発電のシェアが減少したことを指摘した。2007年に28の州で石炭火力発電は首位だったが、原子力と天然ガスの発電量増加に伴い石炭発電のシェアが減少した。2007年に石炭火力発電が主要電源であった10の州のうち5つの州では天然ガス、5つの州では原子力が主要電源に変わった。

過去20年間に送電網につながれた新しい原子炉は一つだけだが、他の原子炉は近年発電容量増強を完了させた。2017年に州レベルで最大シェアを持つ再生可能エネルギーは水力発電だけだったが、Kansas州やIowa州のようないくつかの州では近いうちに風力発電が発電の首位の座を占めるとした。これら2州やそのほかの4つの州では昨年風力発電のシェアが州で2番目に大きかった。太陽光発電はNevada州のみで発電シェア2位となり発電量の11%を占めた。同州では天然ガスが69%を占めている。木材、木材廃棄物、埋立地ガス、およびその他の生物起源の物質を含むバイオマスは、Maine、Vermont、Rhode Islandの3州で2番目に大きな発電量を示した。2007年に天然ガスが首位を占めた11州のうち、Maine州を除くすべての州で2017年にガス発電が主力電源であった。昨年Maine州ではガス焚き発電設備の利用率が低く、水力発電が天然ガスを上回った。

(石炭開発部 弘中 孝宜)

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