タイ:2018年石炭輸入量 セメント工場の生産増強などで2017年を上回る見込み

掲載日:2018年9月20日

9月12日付けの地元報道によると、石炭販売会社Asia Green Energy(AGE)社の会長は、タイの2018年の石炭輸入量は2,400~2,500万トン、前年の2,100万トンを上回るとの見通しを明らかにした。石炭火力発電所に加え、セメント工場の生産増強で石炭需要が高まり、2018年上半期(1~6月)の石炭輸入量は1,200万トンであった。

同会長によると、AGE社の石炭販売量は約300万トン、売上高は75億バーツ(前年度は59億バーツ)の見込み。石炭販売量のうち80%は国内向け、残りは輸出(ベトナム、カンボジア、中国向け)。

同会長は、国内では石炭火力発電所が新設されていないため、ベトナム向け輸出を強化していくと述べた。ベトナムの石炭火力発電所の発電能力は2015年10,000 MW、2030年には75,000 MWに拡大、1億トン/年の石炭輸入が必要になると予想されている。AGE社の2018年のベトナム向け石炭販売量は約30万トン、2019年は70~100万トンに増加すると見込んでいる。

同会長は、海運事業も増強するとし、2019年に保有船舶を現在の12隻から24隻に増やし、同事業に伴う収入を、2018年の約4億バーツから8~10億バーツに引き上げる方針だと述べた。


(注)1 バーツ = 3.43 円(2018年9月18日現在)

(石炭開発部 辻  誠)

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