豪州:Adani社、Carmichael炭鉱の鉄道の計画を変更して資金を節約

掲載日:2018年9月27日

9月14日付けの地元紙によれば、Carmichael炭鉱開発プロジェクト(QLD州)を実施するインドのAdani社は、同炭鉱から港湾までを結ぶ鉄道のルートを変更して、建設費用を半減させることとした。Adani社によれば、同炭鉱が位置するGalilee Basinと同社保有のAbbot Point石炭ターミナルまでを結ぶ全長388kmの標準軌による鉄道の建設は行わないこととし、その代わりに、同BasinとAurizon社が保有する既設の鉄道路線までを結ぶ全長200kmの狭軌による鉄道の建設を行うこととした。当初の鉄道の建設費用は22億AUDが予定されていたが、これが約半減する見込みである。
 
Adani社では、鉄道建設の資金として、連邦に対して10億AUDの融資を申請していたが、2017年にQLD州のAnnastacia Palaszczuk首相が拒否権を発動していた。
 
連邦のMatt Canavan資源大臣は、「Galilee Basinにおいて新たに6か所の炭鉱の開発が予定されているが、この鉄道の建設によってこれらの開発にも弾みがつくだろう」と述べている。これらの炭鉱では、計15,000人が雇用されることが期待されている。Adani社が建設する鉄道は、他の炭鉱においても使用される予定であり、毎年4,000万tの石炭を輸送することが見込まれる。

(シドニー事務所 山下宜範)

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