ベトナム:ラオスからの水力発電電力購入に反対意見

掲載日:2018年9月27日

9月18日付けの地元報道によると、ラオスの水力発電所からの電力購入提案は、多くの研究者から、コストの割には、利益は少ないとして反対されている。

ラオスではXe Pian Xe Nam Noyダム崩壊が発生したが、その原因は自然災害ではなく、水力発電プロジェクト建設業者のミスであった。メコン川沿いの地域社会は、 同様な災害に遭遇しており、2040年までにメコン川本流で11か所の水力発電プロジェクト、支流で120か所の水力発電プロジェクト計画に伴う深刻な環境問題に晒されている。

Green Innovation and Development Center(GreeID)の副所長は、ベトナムがラオスから輸入する電力量は2030年全体電力需要の一部でしかない。ラオス政府の全体水力発電量の80%は輸出するという政策にてベトナムが購入可能な電力量は、石炭火力発電所1か所分に相当する。

ベトナムの研究者は、ラオスからの電力購入はコストとリスクよりも利益が少なく、反対であると表明した。もし、国が再生可能エネルギー(風力、太陽光)を開発するならば、エネルギー安全保障が確保され、国際社会から支援を受けられると語った。

(石炭開発部 辻  誠)

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