豪州:ACCC、Newcastle港の使用料に関しGlencoreの主張を認める

掲載日:2018年10月11日

10月8日付けの地元紙によれば、豪州競争消費者委員会(ACCC)は、Glencoreが支払うべきNewcastle港(NSW州)の使用料は、2016年にまで遡って石炭トンあたり61AUcであるとの判断を下した。これは、現状よりも低料金となっている。Newcastle港側は、これを不服として豪州競争審判所(Australian Competition Tribunal)に上訴すると発表した。

この係争は、2015年にNewcastle港が石炭の船積みに係る港湾使用料を従前から40%引き上げて石炭トンあたり69AUcとし、その後、76AUcにまで引き上げたことに起因する。2014年に同港がNSW州政府の所有から民営化され、2015年に同港の使用料の値上げが実施された。同港側は、使用料は過去20年間で僅か1.2%の値上がりであったのに対し、この期間のインフレ率は70%上昇したと述べている。

地元紙によれば、大きな争点の一つになっていたのは、同港の使用料に過去に実施した浚渫の費用を含めるか否かであった。この浚渫費用は、Glencore等の港湾のユーザーからの資金調達によって行われており、Glencoreは浚渫費用を使用料に含めることは二重計上になると主張し、一方、同港は浚渫費用を排除すると資産価値が正しく反映されないと主張していた。これについて、ACCCはGlencoreの主張を認めた。

(シドニー事務所 山下宜範)

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