米国:米国最古の石炭会社の一つが破産手続きを申請

掲載日:2018年10月18日

10月9日の現地報道によれば、米国最古の石炭会社の一つが破産手続きを申請した。

Colorado州Englewoodに本拠を置くWestmoreland Coal社が燃料需要の減少により14億USD以上の債務を抱え、10月9日火曜日Houstonの破産裁判所に連邦破産法11条に基づく破産を申請した。同破産申請は非公開の債権者グループとの再建に係る合意の一部として行われた。Westmoreland社は米国とカナダで鉱山を運営していた。直近の3年間で破産申請を行った主要石炭会社の中で、Peabody Energy社、Arch Coal社、Alpha Natural Resources社についで同社は4番目に大きい。

Westmoreland社は声明の中で、炭鉱操業が中断することはなく、スタッフの削減も予定していないと述べた。

安価な天然ガス、再生可能エネルギー源の増加、およびいくつかの州がそのエネルギー構成から石炭を減らすか、無くす計画があり、石炭需要が低迷していることから石炭会社は経営難に陥っている。米国においては新しい石炭火力発電所を増設する予定が無い。それに主要石炭消費国である中国とインドは大気汚染を削減する必要性から発電所の建設プロジェクトを取りやめた。

Westmoreland社は今年8月、沈み行く産業と返済期限を迎える債務の返済能力に懸念があると米証券取引委員会(U.S. Securities and Exchange Commission : SEC)への報告の中で自ら警告していた。

破産申請によれば、Westmoreland社は7億7,000万USDの資産と14億USDの負債がある。債権者の一つは、インディアン事務局(U.S. Bureau of Indian Affairs)で、Westmoreland社は同事務局に対して180万USDの未払いのロイヤルティを負っている。

(石炭開発部 弘中 孝宜)

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