ロシア:メチェル社の債務再編状況

掲載日:2018年11月1日

8月22日の現地報道によれば、メチェル社とVTB銀行は7月、ユーロ建で総額647億RUBの融資(返済期限2022年4月)に関する新しい協定書に調印した。これは子会社Yuzuny Kuzbass社、Yakutugol社のプレ・エクスポート・ファイナンス総額約10億USDの債務再編に関わるもの。

メチェル社の債務は2018年6月末時点で4740億RUB、うち71%の債権を保有するロシアの国営銀行Gazprombank、VTB銀行、Sberbankの3行は、2017年中に、債務返済時期を2022年とすることに同意していたが、外国銀行は反対していた。2017年2月に14の外国債権者が4億6,100万USDの返済を求めて、ロンドン国際仲裁裁判所にメチェル社を提訴したが、その後VTB銀行が積極的に、外国銀行が持つ債権を買い取っていた他、メチェル社の財務状況が好転したことから債務再編の妥当性について外国銀行を説得しているとのこと。

メチェル社によれば、プレ・エクスポート・ファイナンスに関する債務再編手続きは第3四半期中に完了する予定。同社は複数の輸出信用機関の保証の元での債務総額約5億USDに関して、債務再編の交渉を継続している。

(モスクワ事務所 屋敷 真理子)

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