ロシア:メチェル社のエリガ炭鉱関連情報

掲載日:2018年11月1日

8月27日の現地報道によれば、エリガ炭鉱で2018年第2四半期、一般炭の生産が増加、インド、ミャンマー、ベトナム向けに初出荷した。また原料炭の生産が増加しており、主に中国に輸出している。エリガ炭鉱での2018年第2四半期の石炭生産は130万トンで、前期比12%増。2018年上半期実績は250万トンで、昨年同時期比31%増。

10月8日の現地報道によれば、エリガ炭鉱からBAM鉄道ウラク駅までの鉄道支線に関して、メチェル社は複数案を模索している。2018年3月にメチェルのコルジョフ社長は、同支線をコンセッション方式に移行する可能性を検討中であると述べていたが、今のところそれに向けた動きはなされていない。コンセッション方式は、メチェル社債務問題の中でエリガ炭鉱及び鉄道支線の49%を取得したGazprombankが出していたもの。

情報筋によれば、2017年コークス炭価格が高騰して以来財務状況が改善したメチェル社は、市況に関わらず一定量の石炭搬送義務を負うという不利な条件でのコンセッション方式に代わって、優先的社会経済発展区域(TOR)の指定を受けることを希望しているとのこと。TOR指定を受けるためには申請書を提出する必要があるが、極東発展省によれば、今のところメチェルからの提出は行われていない。

10月9日の現地報道によれば、2018年1~9月のエリガ炭鉱における石炭生産量は約390万トンで、前年同時期比28%の増加。剥土量も同12%増で約800万トン、精炭は同17%増で190万トン、出荷量は同36.2%増の270万トンだった。

(モスクワ事務所 屋敷 真理子)

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