ロシア:ロシア経済における石炭生産及び輸出の役割

掲載日:2018年11月1日

8月27日の現地報道によれば、自然独占産業諸問題研究所がまとめた、ロシア経済における石炭生産及び輸出の役割は下記の通り。

(1) 石炭生産量は2017年4億790万トン、2018年1~7月では前年同時期比5.9%増の2億4,470万トンだった。同研究所の試算によれば、石炭生産企業からの政府予算への歳入は石炭1トンあたり約230RUB、2017年の納税総額は920億RUB強とのこと。石炭生産及び選炭に関わる雇用数は、2017年13.5万人以上だった。

(2) 石炭輸出の役割は年々大きくなっており、2017年に初めて輸出量が国内供給量を上回った。2017年の石炭輸出による外貨売上高は140億USD弱で、ロシアの輸出全体の3.9%を占めた。

(3) 石炭は主要な鉄道貨物であり、2017年の輸送量は3億5,850万トン、2018年1~7月では、前年同時期比5%増の2億1,630万トンだった。2017年のロシア鉄道の貨物取扱量における石炭の割合は43%。石炭輸出のための鉄道輸送に関わる雇用数は5,000人以上とみられる。ロシア鉄道の石炭輸送からの収益は、2017年1400億RUBだった。

(4) 2017年石炭輸出1億8,630万トンのうち1億5,450万トンは、港経由。港での石炭積み出しに関わる雇用数は1万2,000人を超えるとみられる。荷役会社の石炭積み出し業務からの納税額は、2016年に約220億RUBだった。

(モスクワ事務所 屋敷 真理子)

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