ベトナム:国家エネルギー安全保障での石炭分野の役割

掲載日:2018年11月22日

11月5日付けの地元報道によると、VINACOMINの会長は、議会にて国家エネルギー安全保障での石炭分野の役割について演説し、解決すべき4点について提案した。同会長は、石炭分野は国際的なエネルギー安全保障では重要な役割を果たしており、生産と社会安定に大きな影響を与えるとした。

現在、世界の電力の40%は石炭であり、中国は43%、豪州・インドは70%。ベトナムは2018年1~8月で41%、2030年までの電力計画では50%と想定されている。同時に、再生可能エネルギー発電は3%から10%に増加、ガス発電は44%から26%に減少、水力発電は14%から12%に減少する。

石炭火力発電の増加にて石炭需要が増加し、石炭火力発電所の国内石炭不足が起こり、一般炭を輸入しなければならなくなるとした。これは国家エネルギー安全保障上の深刻な問題だとし、そのうえ、国内石炭の生産はますます難しくなっていると問題提起。

同会長は4点の提案を行った。鉱物資源管理に関する政策の刷新。石炭企業、ガス企業の管理に関する法的な改善。輸入炭と国内炭での国際的な価格の同一政策。坑内労働者等、危険労働に関する賃金・保険政策の重要性。

(石炭開発部 辻  誠)

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