インド:大気汚染 デリーは世界でもトップクラス焼き畑農業が主因

掲載日:2018年12月6日

11月24日付けの地元報道によると、デリー市の大気状況はヒンドゥー教のお祝いDiwali以降、微粒子状物質濃度が2/3に低下し、かなり改善されたが、専門家は、汚染レベルは未だ危険な段階にあり、デリー市は、多くの日には世界で最も汚染された町になると語った。

世界各地の大気汚染の実態をリアルタイムに調査するAirVisualのデータでは、3週間では、ニューデリーが最悪とあり、汚染度が高い上位10の大都市には、Kolkata、Mumbai、Dhaka、Kathmandu、Kabul、Karachiが挙がっている。デリーの大気は、煙突からの排気、自動車からの排気、Punjab州、Haryana州からの砂塵・煙霧にて汚染されている。Punjab州等では、農家が焼き畑を行っている。

10月末、大気汚染の悪化に対して、正式に石炭を燃焼させる建設物と工場を閉鎖した。行政は大気汚染が改善されなければ、全ての個人所有の自家用車の禁止を危惧している。しかし、専門家は長期的な取り組みが必要だとした。

デリーの大気汚染は2018年10月末に悪化し始めた。国家の首都地域の大気汚染の主たる原因は、Punjab州、Haryana州における焼き畑農業である。最高裁判所が焼き畑を禁止したにも拘わらず、多くの農家は公然と違反し、Diwali以降は、デリーの汚染レベルは警告レベルに到達した。

(石炭開発部 辻  誠)

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