インドネシア:Cokal社 BBM炭鉱からのBarito川バージ輸送を計画

掲載日:2018年12月6日

11月30日付けの地元報道によると、豪州Cokal社は、BBM原料炭炭鉱(中部Kalimantan州)の運営のため、水深 2.2 mで稼働可能なバージ船やタグボートを所有するベトナム企業と協働すると発表した。同社は互恵的協力を検討するため、CEOが当該ベトナム企業社長と12月には面会する予定だと述べたが、企業名は明かさなかった。

また同社は、BBM炭鉱現場から直接バージ輸送を求めると共に、BBMプロジェクトの状況を話し合うため、11月既にMeratus Advance Maritime(MDM)社の幹部と面会したと述べた。MDM社がCokal社の中古船舶(タグボート1隻、小型バージ船2隻(喫水約2 m))の価格・性能・燃料消費量等を検討すると述べ、可能であれば試験的に6か月間、当該船舶を定期用船する。同社は最近、MDM社と折半出資の合弁事業(JV)を開始、BBMプロジェクト向けの特別設計の浅喫水バージ船とタグボートを所有・管理する予定。

MDM社は、Meratusグループの一員で、1957年からインドネシアで輸送業務を行い、Kalimantan島にある多数の大手石炭会社に輸送・バージ輸送サービスを提供してきた。またMDM社は長年にわたり Barito川にも関わってきた。

Cokal社は、Barito川の河道改修を2年余りかけて行うと述べた。河道改修費は、概算ではPurmamaまでの運搬道路52 km建設よりもかなり安価であり、運搬道路12 USD/トンに対し、Barito川上流のバージ輸送では4~5 USD/トンと予測している。河道改修箇所は、Barito上流に沿って28か所を特定している。同社は、調査と水深データを用いて、河道改修を行うべき場所は全て特定しており、最も必要なことは浚渫と少数の岩石の除去だと述べ、これらの改修は、金の採取や農産物の輸送のために行われてきた浚渫の知識を活かして、経済的に実現可能だとした。

(石炭開発部 辻  誠)

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