インド:再生可能エネルギー発電会社 入札取り消し・低価格に直面

掲載日:2019年2月7日

1月29日付けの地元報道によると、現政権の大きな成果である再生可能エネルギー発電能力の急増は、投資家が価格の低下と複数の競売後の入札取り消しに失望し、深刻な低迷に直面している。中央政府、州政府は、過去、より安価な価格を求め7,000 MW分の太陽光発電入札を破棄した。

競争入札にて、2017年に太陽光発電単価は2.44ルピー/kWh、風力発電単価は2.43ルピー/kWhと底値になった。再生可能エネルギーの電力単価はgrid-parity(再生可能エネルギーによる発電コストが既存の電力のコストと同等かそれより安価になる点)に到達し、火力発電の電力単価よりも安価となり、政府は3ルピー/kWh以上の電力単価は受け入れない。ある関係者は、落札通知の発行前の入札取り消しは、入札実施機関の信頼性に疑問が出てくると語った。

太陽光発電では最大規模の一つSB Energy社は、政府機関が入札手続きでの電力単価に満足せず、1,350 MWのプロジェクトを失った。また、その他の会社でも、2,000 MW、700 MWの太陽光発電プロジェクトが取り消しとなった。

関係者は、国際的な投資家はインドの2022年再生可能エネルギー175 GW追加構想は評価するも、政府は政策を達成できないと語った。

(石炭開発部 辻  誠)

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