ベトナム:中国請負業者 数多くの太陽光発電プロジェクトを受注

掲載日:2019年2月7日

1月26日付けの地元報道によると、ベトナムでは特に中部地区にて数多くの太陽光発電プロジェクトが中国請負業者にて始まった。例えば、Power China社はVinh Tan 2太陽光発電所の設計・調達・建設(EPC)請負入札を落札した。同社は、Hong Phong 1・Hong Phong 2再生可能エネルギー発電プロジェクトの請負業者にもなっている。

サイゴン経済工科大学の前学長は、中国は太陽光発電技術では世界をリードしており、近代的な技術はあるが、ベトナムにその技術を売却したのか、安価で低レベルの技術を提供したのか疑問だとした。同前学長は、中国の請負事業者は小規模のプロジェクトを実行するが、後にはより大きなプロジェクトに注目していくと語った。中国の請負業者は価格を引き上げ、大型の取引を確保し、ベトナム市場を独占していくと警告した。

エネルギー専門家は、中国企業が請負業者として仕事を行う石炭火力発電所では、多くの問題があると語った。中国企業は低価格にて入札し落札するが、事業の実施段階では多くの理由を付けてより高価格を求めてくる。中国の請負事業者によるプロジェクト実行では、開発途上国の企業よりもコスト高になるとした。同専門家は、ベトナムの太陽光発電開発では他の多くの選択(日本、ドイツ、米国)があり、中国の請負事業者には疑問があり、使用しないことが好ましいと語った。

工商省(MOIT)によると、2018年8月時点で、121件の太陽光発電プロジェクト(総発電能力6,100MW)が国家・省電力開発計画に追加され、国営電力公社(EVN)は25プロジェクトからの電力購入に合意している。

(石炭開発部 辻  誠)

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