ロシア:Mechel社Elga炭鉱を売却か

掲載日:2019年2月28日

2月19日付の地元報道によると、債務問題を抱え厳しい財務状況にあるMechel社は、自社が保有するElga炭鉱の株式、及びGazprom Bank保有の株式を年内にも売却する可能性があると報じた。Mechel社は2016年にVTB Bank、Sberbank、GazpromBankに対する債務を再編し、2020年まで元本返済の猶予を受けていた。その後、Gazprom Bankに対して、コール・オプション付きでElga炭鉱の株式49%を343億RUBで売却し、2016年に487億RUBのフリー・キャッシュ・フローと、2011年以来初収益となる71億RUBを得ていた。

また、Elga炭鉱の買い手候補として、Rostekh社、Vostokuol社、CoalStar社が挙げられているが、買い手候補の一つである、Rostekh社のSergei Chemezov社長は、「極東発展、ロシア国内最大規模コークス炭鉱床の一つであるElga炭鉱の開発を促進する必要がある」として、Elga炭鉱売却を承認するよう国家首脳に提案していた。

Mechel社は2019年以降、再度、債務再編を行うか、債務を返済するかの選択で苦しんでいる。

(モスクワ事務所 屋敷 真理子)

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