インドネシア:Geo Energy Resources社 2018年度の純利益18百万USD(前年度比51%減)

掲載日:2019年3月14日

2月28日付けの地元報道によると、シンガポールの石炭採掘グループGeo Energy Resources社の2018年度の収入は石炭販売量低下のため、299百万USD(前年度比5%減、前年度は316百万USD)、純利益は前年度比51%減。石炭販売量は7.1百万トン(前年度は7.7百万トン)、うちインドネシアの石炭子会社PT Sungai Danau Jaya(SDJ)社6.7百万トン、PT Tanah Bumbu Resources(TBR)社0.4百万トン、TBR社は主に国内市場向けの販売。同グループは、石炭価格が低迷しているため石炭生産量を調整しているが、市況好転時にはすぐに増産する準備ができていると述べた。

2018年度の平均販売価格(ASP)は42.08 USD/トン(前年度は40.29 USD/トン)。同グループは、ASP上昇は主に、LAYCAN3~4週間前の平均指標価格と、1~9月の高値に基づく、自社の価格設定によると述べた。(LAYCAN:LAYTIME CANCELLING、船積み時期を指し、貨物船をチャーターする際の契約事項で、荷役開始可能日とキャンセル可能な最終日)。

2018年度の石炭採掘業務の平均利益は11.28 USD/トン(前年度は12.74 USD/トン)、平均生産コストは30.80 USD/トン(前年度は27.55 USD/トン)と上昇したが、SDJ炭鉱の剥土比が前年度3.7から2.9へ低下し、年間を通じて生産コストはある程度相殺された。

2018年度の純利益18百万USD(前年度比51%減)、営業利益36百万USD(前年度比25%減)。減少の要因は、石炭販売量の減少、中国の一般炭輸入制限政策による11月の石炭価格急落、生産コストの上昇、米ドル建優先債券24百万USDの支払利息上昇。一般管理費は約12百万シンガポールドル。

2018年11月、同グループはTBR炭鉱の炭鉱寿命全期間に亘るオフテイク契約をMacquarie銀行と締結、全株式5%分の増資を行った。2019年1月には海外向けの初回出荷を完了、うち3.84万トンは Macquarie銀行のオフテイク分。

2019年度のSDJ炭鉱・TBR炭鉱の石炭生産・販売目標は、企業予算作業計画(RKAB)で設定されている生産割当に基づき少なくとも8百万トン。

同グループは2018年度持続可能性への取り組みに1.1百万USDを負担、2019年度も学校建設、橋梁建設といった地域向けのインフラ建設、家畜の飼育・奨学金などを負担する。

同グループの会長は、石炭業界と石炭市場の見通しについて2018年1~9月は石炭価格が堅調だったが、中国の一般炭輸入制限政策により、第4四半期は石炭価格が低迷、2018年度の業績に影響を与えたと述べた。

(石炭開発部 辻  誠)

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