インドネシア:PT Adaro Energy社 2018年度収益3,620百万USD(前年度比11%増)

掲載日:2019年3月14日

3月5日付けの地元報道によると、石炭大手PT Adaro Energy社は、2018年度は石炭生産量増、平均販売価格(ASP)上昇にて、収益は3,620百万USD(前年度比11%増)と増加した。同社は、総収益のうち92%は石炭採掘・石炭取引であり、特に 2018年度第4四半期、石炭市場に対する逆風や不安定な中で、石炭のASPは前年度比5%増と堅調だったと説明した。

石炭生産量は54.04百万トン(前年度比4%増)、うち第4四半期は15.06百万トン。石炭生産量は年間生産指針54~56百万トンに則しており、石炭販売量は54.39百万トン(前年度比5%増)。

営業原価は 2,410百万USD(前年度比14%増)、主に、ASP高にて政府へのロイヤルティー支払378百万USD(前年度比9%増)、剥土比高、営業活動の増加による燃料使用量15%増、世界的な石油価格上昇にて燃料コスト40%増が影響した。燃料価格変動リスク管理では燃料需要量の20%は防止策をとった。

2018年度の平均剥土比は5.06 m3/トン、2017年度実績4.61 m3/トン、同社の指針4.9 m3/トンよりも若干高い。2018年度第3四半期の好天と良好な価格状況にて、剥土作業量が増加し、剥土比は上昇した。法人税は343百万USD。営業経費は194百万USD(前年度比6%増、前年度は184百万USD)、主に事業拡大により、販売手数料や人件費が上昇した。

減価償却前営業利益(EBITDA)は1,408百万USD、ASPの上昇と堅調な石炭販売により、目標1,100~1,300百万USDを上回った。EBITDAと売上高の比率は約39%を維持。豪州Queensland州のKestrel炭鉱取得に係る減損費用111.4百万USD、取引等の費用67.3百万USDは除外されており、いずれも今期限りの営業外費用。中核事業の利益は728百万USD(前年比13%増)、事業の業績向上と競争上の優位性の構築が反映された。

(石炭開発部 辻  誠)

おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

レポート一覧

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただくには、アドビシステムズ社から無償配布されているAdobe Readerプラグインが必要です。

ページの先頭へ