ロシア:Aeon Corporationは、インディガ港建設に最大600億ルーブルを投じる可能性

掲載日:2019年5月9日

4月9日付の地元報道によると、Aeon Corporationの創業者Trotsenko氏は、北極圏・ネネツ自治管区に位置するインディガ港建設に最大600億ルーブルを投じる可能性があるとのこと。

同氏によると、ロシアは深海港が不足する中、自社が生産する石炭2,000万トンの出荷のため、アイスクラスの船舶から普通の船舶に石炭の積み替えが可能な場所を検討した結果、メキシコ湾流の到達点である、最後の暖水域でアイスクラスではない船舶の入航が可能なインディガを選択することとなった、としている。

年間1億トンの積み替えが可能な港湾建設の総工費は約20億ドルに上ると試算されており、Aeon Corporationは出資者の一つとして、自己資金30~35%を投資する意向を示した。Trotsenko氏は、他の潜在投資家として、SUEK、Kuzbassrazrezugolの2つの石炭会社を挙げている。

また、ソスノゴルスクからインディガまでの鉄道敷設が必要となり、その建設費用は約3億ルーブルに上ると試算されており、現在、ロシア鉄道と協議中とのこと。
Trotsenko氏は、インディガ港建設の第一段階として、年間2,000万トンの積み出しを想定、費用は約320億ルーブルと見積もっている。すでに設計作業第一段階を終えており、年内に設計文書が完成する見込みで、2020年夏に向けて建設作業を開始するとの期待を示した。

また傘下のSevernaya Zvezda社は、タイムィール半島西部に356億ルーブルを投じて、石炭産業クラスターを建設するとのこと。同社は、Syradasayにある、資源量57億トンのハードコール鉱床のライセンスを保有している。クラスノヤルスク地方のウス知事によると、年間1,000万トンの石炭生産を計画しており、同建設プロジェクトの一環として、Severnaya Zvezda社は海洋港、鉄道支線(120km)、及び選炭工場を建設する可能性があると述べている。

(モスクワ事務所 屋敷 真理子)

おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

レポート一覧

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただくには、アドビシステムズ社から無償配布されているAdobe Readerプラグインが必要です。

ページの先頭へ