コロンビア:Santurbánの寒冷高地の境界線区切りやり直し

掲載日:2019年5月16日

憲法裁判所が環境省に命令した、Santander県とNorte de Santander県の間に位置するSanturbán寒冷高地の境界線の区切り直し期限が7月16日に迫る中、不確実性と怠慢のもとプロセスが進んでいると地元の活動家らが非難している。

最高裁判所が本件は単に地形の要素だけでなく、寒冷高地の全ての関係者の意向が考慮されるべきとの考えのもと境界線の区切り直しを命じたにもかかわらず、地元の活動家らはコミュニティの関与は感じないと述べている。

これに対し、Ricardo Lozano環境大臣は、Santander県のVetas市とTona市、およびNorte de Santander県のSalazar市のコミュニティとの対話は継続して実行してきたと主張した。

環境省が進めるSanturbán寒冷高地の境界線の区切り直しと並行して、Santander県のCalifornia市の寒冷高地にある多国籍企業Minesa社は去る1月17日、当該地域での開発のための環境許可を国家環境ライセンス庁(ANLA)に申請し、ANLAは同社のプロジェクト評価のために現地を訪問すると発表していた。

今年3月の最終週、ANLAは行政監督庁とオンブズマンを伴い鉱山地帯へ初めて訪問した。伝統的にこの地域で活動する鉱山会社は環境許可の行方を注視している。

注)Juan Manuel Santos大統領の政権時、同大統領がアラブ首長国連邦(UAE)訪問後、UAE大統領府は金の生産を倍増するためにコロンビアで10億USDを投資することを発表、財政緊迫に見舞われていたコロンビア政府はこのプロジェクトを実現したいという意向がある。Minesa社の親会社はUAEにあり、新しい社長はACM(コロンビア鉱業協会)元会長のSantiago Angel氏である。

(リマ事務所 栗原 健一)

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