ロシア:エネルギー省とロシアの石炭企業、欧州向け石炭の鉄道輸送料金引き下げを要請

掲載日:2019年5月16日

4月22日の現地報道によれば、エネルギー省とロシアの石炭企業は、4月17日に行われた会議の席上、ロシア鉄道に対し、欧州向け輸出のための石炭輸送料金の引き下げを要請した。Glencoreが日本のユーザーと契約した一年契約で、昨年10月締結の契約より14%低い価格だったことから、欧州における石炭価格は2019年に入って41%下落、4月初旬には過去3年で最低となる50USD/トンとなった。ロシアの石炭企業は、欧州向け輸出に関してこの3月以降で10USD/トンの損失を被っているとのこと。2019年3月、西側諸国向けロシア炭出荷量は640万トン(前年比17.2%増)であった。

ロシア鉄道の情報筋によると、輸送料金引き下げに応じることは同社の長期発展プログラム及び投資予算の見直しにつながり、ロシア東部における鉄道輸送能力拡大計画を変更せざるをえなくなるため、最終的に石炭企業にとっての不利益を生むことになると指摘している。

(モスクワ事務所 屋敷 真理子)

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