ロシア: ロシア住民、カナダ首相等に対し石炭粉塵汚染を理由とする亡命を訴え

掲載日:2019年6月20日

6月11日付報道によると、ロシア連邦ケメロヴォ州キセレフスクの住民がYoutubeに動画をアップし、カナダ・トルドー首相とグチエレス国連事務総長宛に、近隣の炭鉱からの石炭粉塵汚染を避けるため、カナダへの環境保護難民許可を訴えたという。

ケメロヴォ州にはロシアの主要炭鉱のクズバス炭田と関連工業施設があるが、周辺地域での広範囲な環境汚染が問題視されていた。2019年2月には、周辺のプロコピエフスクにおいて環境汚染物質を含む「黒い雪」が積もる地元報道がなされ、これがSNSを通じ拡散し、州政府は石炭粉塵を適切に処置していなかった石炭処理施設を一時閉鎖している。

なお、住民がカナダを亡命先に選定したのはシベリアと気候が類似しており、広範囲の大気汚染が、カナダにおける難民の適格性を判断する基準である「社会的理由による差別」と同等となるためであると主張している。

(石炭開発部 宮崎 渉)

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