豪州:BHP、NSW州Mt Arthur炭鉱一般炭の品質改良を検討

掲載日:2019年6月27日

6月19日付けの地元メディアによれば、中国の輸入制限に対応し、BHPはNSW州で生産している石炭の品質向上を図る研究を行っている。

BHPの Mt Arthur炭鉱から生産される一般炭の主な輸出先である中国では、今年から豪州産の石炭に対して非公式な輸入制限が実施されて通関手続きが長期化しているとされている。アナリストによると、この傾向が緩む兆候は現状認められないとしている。そのためBHPは、この輸出制限の影響を軽減することを目的に、一般炭の輸出先を日本に変更することを視野に入れた取組を実施中だ。

中国に輸出されるMt Arthur炭鉱産一般炭の発熱量は5,500 kcal/kgである一方、日本や韓国は6,000 kcal/kg以上の発熱量を保有する石炭を好む傾向にあり、BHPはより発熱量の高い石炭を生産するための処理方法を研究している。追加の選炭実施を含む現在のテスト結果は良好であり、この施策が実現化した場合、BHPは顧客の要求に応じて多様な品質の石炭生産が可能となる。その一方で、追加の選炭作業を実施することによりコストが上昇することや、販売可能な石炭量が減少することも予測されている。

(シドニー事務所 吉川 竜太)

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