南アフリカ共和国:ムプマランガ州の炭鉱が水資源の脅威となっている

掲載日:2019年7月11日

7月3日の現地報道によると、同日に発表された環境権団体による調査では、ムプマランガ州の多くの石炭会社は、水使用許諾条件を遵守していなかったことを明らかにした。この報告書は、南アフリカの環境権センター(Center for Environmental Rights)が、GlencoreやSouth32などを含んだ州内の8つ大規模炭鉱について評価したもので、これらの企業は水使用許諾条件を遵守していないため、ムプマランガ州で汚染を引き起こしているとしている。

同報告書によれば、これらの8つの炭鉱が位置するUpper Olifants集水域には、この8炭鉱以外にも多くの操業中の炭鉱や廃棄された炭鉱、更には石炭火力発電所が集積している。このため、水量と水質の両方に関して南アフリカで最も鉱山からの影響を受ける集水域の1つである。なお、この水域では評価された8炭鉱のうち6炭鉱が年間約800万立方メートルの水を使用している。南アフリカの貴重な水資源の汚染は、高レベルの採掘活動が行われている地域で大規模に発生しており、特に石炭採掘は有害で、炭鉱からの酸性排水が地表や地下水を酸、塩、金属で汚染しているとのことである。

(石炭開発部 奥園 昭彦)

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