中国:工業用小型炉による低品位炭消費削減効果が現れる

掲載日:2019年9月26日

9月11日の現地報道によると、中国工程院メンバーが主導する低品位炭削減課題チームが「中国低品位炭総合対策調査報告2019」を発表し、2018年の全国の小型炉による低品位炭消費削減量は6,100万トン、うち工業分野が72%を占めたことを明らかにした。淘汰・停止した工業用小型ボイラーは2.3万台で、低品位炭消費量を720万トン削減し、「散・乱・汚」企業の閉鎖により建材産業の小型工業炉の低品位炭消費量を3,700万トン削減した。

中国の大気汚染の主要原因の一つである、低品位炭消費は民生用と工業用に集中し、後者は主にセメント、レンガ、陶磁器等の産業において、石炭焚き小型ボイラーと小規模焼成炉に使用されている。同報告では、2017~18年に民生用、35トン以下の工業用小型ボイラー、建材業界等の小規模工業炉の廃止等により約1億2,600万トンの低品位炭消費量が削減され、更に2019年は4,500万トン、2020年は3,000万トンの削減を目指すことが提案された。

(北京事務所 塚田 裕之)

おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

レポート一覧

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただくには、アドビシステムズ社から無償配布されているAdobe Readerプラグインが必要です。

ページの先頭へ