中国:山西焦煤、2020年の原料炭中長期契約5,774万トンを締結

掲載日:2019年12月12日

11月26日の現地報道によると、山西焦煤の2020年中長期契約商談は11月23日に終了し、総量6,855万トンの契約を大手顧客企業と合意した。商談を経て、2020年の原料炭の相場は基本的に決定し、四半期ごとに価格調整されるメカニズムを構築した。他の顧客との契約商談業務は12月中旬に実施される。

原料炭では、計5,774万トンの契約に調印した。輸送方法によって区分すると、鉄道5,206万トン、道路568万トンで、契約方式で区分すると、長期契約3,662万トン、準長期契約1,578万トン、内部企業293万トン、市場顧客241万トンであった。
一般炭では、華電集団、国電集団、大唐電力集団等の企業と計1,081万トンの契約を結び、その内、直接輸送が691万トン、水上輸送が390万トンであった。また、資源の不足によって供給を中断していた電力会社や発電所に対しても予約販売を再開した。

今回の商談会には以下の特徴が見られた。一つは、山西焦煤のトップの立場が更に強くなったことである。現在コークス炉が大型化している傾向において、山西省の良質な原料炭は全国の市場で代替が難しく、資源量、品質や数量の供給保障、輸送保障等の面において優位性を備えており、山西焦煤の原料炭市場におけるトップの立場を決定づけた。二つ目は、中国の原料炭市場の寡占化の進行である。8社の原料炭企業が30%近くの市場シェアを占め、利益の確保を実現した。三つ目は、長期契約制度が市場において広く認められたことである。2016年11月、長期契約が締結されて以降、中国国内の原料炭の供給量や価格は基本的に安定した状態に入り、長期契約メカニズムが既に深く定着している。

(北京事務所 塚田 裕之)

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