米国:SWEPCO社がDolet Hills石炭火力発電所を2026年までに廃止

掲載日:2020年1月16日

1月9日の現地報道によると、SWEPCO社が2026年までに650MWの発電容量を持つDolet Hills発電所を廃止する。これにより、Arkansas州でSWEPCO社の電気を購入していた消費者の支払いが減少することとなるであろう。この石炭火力発電所廃止は、Arkansas 公共サービス委員会(Arkansas Public Service Commission)におけるSWEPCO社と自然保護団体Sierra Clubとの和解の一環として行われるものである。この老朽化したDolet Hills発電所の発電コストはArkansas州における基本電力料金算定に用いられている。

Sierra Clubによれば、Dolet Hills発電所はCleco Corporate Holdings LLC社とAEP Southwestern Electric Power Company社(SWEPCO社)が共同で所有している。同発電所はLouisiana州において最も発電コストの高い石炭火力発電所であり、同州にある発電所の中で最も単位電力当たりの二酸化炭素、二酸化硫黄、二酸化窒素の排出量が多い。Sierra Clubの分析では恒久的なDolet Hills発電所の停止により毎年合計6,000万USDの電力料金削減につながる。電力販売収入に比べて発電コストが定常的に高い状態だったため、早急な発電所の廃止が必要であった。また、Dolet Hills発電所をよりクリーンな風力や太陽光発電に置き換えればLouisiana州において数百人の雇用を創出されるとしている。

(石炭開発部 弘中 孝宜)

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