コロンビア:グレンコアCEO「世界はまだ石炭を必要としている」とコメント

掲載日:2020年3月12日

2月18日の現地報道によると、Glencore社のSteven Kalmin最高財務責任者は「石炭販売によって利益を上げ続けられる限り、我々は石炭資源を使い果たすまで生産し続けるだろう」と述べた。世界最大の石炭輸出業者である同社は、主にヨーロッパに販売するコロンビア石炭事業の規模を約10億ドル削減したほか、約15年後にはコロンビアにおける石炭採掘の中止も検討している。

ヨーロッパでは過剰な天然ガス生産と暖冬、さらに二酸化炭素排出コストの影響で、エネルギー源を石炭からガスに転換している。しかしながらGlencore社は、中国、ベトナム、インドなどの国々が新たな石炭火力発電所を建設し続けるうちは、需要は何年も続くとみている。同社CEOのIvan Glasenberg氏は「世界が低価格のエネルギーである石炭を必要としている限り、私たちは石炭分野においてビジネスを続ける」と述べた。

一方で、世界最大の鉱業会社であるBHP グル-プは、この事業から手を引くことを望んでいる。同グル-プの資産の1つにGlencore社及びAnglo American社とのJV事業であるCerrejón炭鉱があるが、今日の市場では買い手はほとんどいない。Anglo American社はまた、今後数年間で一般炭の採掘を終了することを発表している。

(リマ事務所 栗原 健一)

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