モザンビーク:COVID-19の影響で、Moatize炭鉱2020年の生産目標を撤回

掲載日:2020年4月23日

Valeは、4月18日にモザンビークMoatize炭鉱における2020年第1四半期の石炭生産実績をHP上で公表した。公表によると、悪天候の影響にもかかわらず選炭プラントの改善と歩留まりの向上により生産量は1,963千トン(原料炭983千トン、一般炭980千トン)で、2019年第4四半期の1,876千トン(原料炭825千トン、一般炭1,051千トン)から4.6%増加した。また、3月の生産量は918千トン(年産では11百万トンベース)で、過去15か月間での月産記録を達成した。

石炭販売量は1,566千トン(原料炭706千トン、一般炭860千トン)で、2019年第4四半期の2,042千トン(原料炭1,017千トン、一般炭1,025千トン)から23.3%減少した。これは、主にCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の世界的な大流行の影響で、石炭需要が減少したことによる。2020年第1四半期の石炭販売量は、生産量より20.2%低く、山元と港の貯炭が増加し、貯炭量はすでに限界に達しており、現在の市況が続く場合、第2四半期の生産量も落ち込む可能性が高い。

Valeは、2020年3月から3か月間をかけて選炭設備などの各種のメンテナンスを実施することにより、生産規模を年産ベースで15百万トンに拡大すると計画していたが、COVID-19の世界的な大流行により、人員や資機材の調達等の問題が生じたため、このメンテナンスプランを延期するとした。今のところ新しい開始日は未定である。

また、現時点で2020年の新しい生産計画の見通しが立たなくなったため、以前計画していた2020年の生産目標である8百万トン~10百万トンを撤回した。


(石炭開発部 奥園 昭彦)

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