豪州:石炭やアルミナの価格が供給過多やCOVID-19の影響などで急落、豪州企業は打撃を受ける恐れ

掲載日:2020年5月14日

4月27日付の地元メディアによると、石炭やアルミナの価格が同年2月の時点と比較して24%~40%急落しており、これらの鉱物を生産する豪州企業の利益に打撃が生じる恐れが出ている。

石炭価格は現時点において、Newcastle港から輸出される一般炭(NAR 5,500kcal/kg)が42.5USD/トン、QLD州産の原料炭が122.8USD/トンと、2020年2月の月間における最高値である各58USD/トン、162USD/トンから共に下落した。これには、中国や南アフリカなど石炭生産国における炭鉱で、COVID-19流行により休止されていた操業が再開され始めたことが一因とされている。

特に中国における一般炭生産の増加は著しく、Morgan Stanleyの報告によると、2020年3月の国内生産量は2014年6月以来の高水準であったとされている。アルミナ価格は2020年4月23日の時点で226USD/トンと同年1月における280USD/トンから下落しており、この背景にはアルミナを原料とするアルミニウムの世界供給が過去3ヶ月間で2%以上増加している一方で、アルミニウムを製造に使用する自動車の売り上げが落ちているためアルミニウム需要が減少していることなどがあるとされている。

(シドニー事務所 Whatmore 康子)

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