ポーランド:炭鉱労働者の新型コロナウイルス感染拡大により炭鉱を一時閉鎖

掲載日:2020年5月21日

2020年5月の各報道によると、4月末以降、ポーランド南部シレジア地方の炭鉱労働者の間で新型コロナウイルス感染が広がっており、炭鉱における大規模検査、一部の炭鉱で閉鎖を余儀なくされているという。

5月7日の報道では、炭鉱での感染拡大報告を受け実態把握のため1日1,000人のドライブスルー形式での検査を実施、12日には国内で発生した新たな感染事例595名のうち83%を同地域が占めたことを確認している。政府は感染拡大抑制のため国内の5炭鉱を一時閉鎖した。ここには欧州最大の炭鉱企業Polska GrupaGórnicza(PGG)社が保有する8炭鉱のうち3炭鉱が含まれている。

ポーランドの炭鉱会社は、ウイルス流行の初期段階でも安全対策に不安があるとの批判を受けていた。今年は安価な輸入炭の攻勢や暖冬の影響、再エネの普及で企業体力が衰えており、今回のコロナ禍による国内電力需要の更なる落ち込みと炭鉱一時閉鎖は経営に更に大きな影響を及ぼすと見込まれている。

なお、5月16日、Morawiecki首相は労働者が週明けには仕事へ復帰できると述べている。

(石炭開発部 宮崎 渉)

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