豪州:韓国電力公社子会社、化学分析大手ALS社を分析値改ざんの疑いで品質検査機関から除外

掲載日:2020年5月21日

5月13日付の地元メディアによると、韓国電力公社(KEPCO)の子会社であるKorea South-East(KOEN)社は、同社が調達する石炭に関して5月に実施した入札2件において、QLD州ブリスベン拠点のALS社を品質検査機関から除外したことが明らかになった。これらの入札で調達される石炭の総量は29~31万トンとされ、入札における文書には「ALS社は、国際的独立検査機関から除外する」と記載されているとされている。

KOEN社がALS社を排除した背景には、TerraCom社の元従業員が同社の石炭サンプル分析値に対する改ざんをALS社に依頼することを拒否したため不当解雇されたとして、連邦裁判所に提訴したことがある。ALS社は分析値改ざんの疑いを持たれたことについて、同社が行った分析の45~50%は「根拠なき修正の跡がある」と認めていた。

また、TerraCom社の元従業員が起こした裁判において提出された文書の中にはKOEN社が2019年5月にTerraCom社から受け取った14.7万トンの石炭に関する輸出証明書も含まれており、これには石炭含水率が15.9%と当初の分析値15.0%から改ざんされた跡があるとされている。

(シドニー事務所 Whatmore 康子)

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