豪州:豪州産石炭の価格、相次ぐ減産や操業一時停止の見通しにより下落に歯止めか

掲載日:2020年6月11日

6月2日付の地元メディアによると、豪州産石炭の価格は、炭鉱における減産や操業一時停止が相次ぐ見通しであることを背景に、下落に歯止めが掛かる可能性が生じている。

New Hope社が操業するNSW州Bengalla炭鉱(一般炭)では、2020年7月からドラグラインのメンテナンスが80日間行われるため、同年下半期の生産量が通常より低下することが予測されており、Peabody社が同州で操業するWambo 炭鉱(一般炭、原料炭)も、COVID-19流行による石炭需要の低下を理由に、坑内掘り採掘が6月19日から59日間停止される予定である。また、QLD州ではAnglo Americanが操業するGrosvenor炭鉱(原料炭)が、2020年5月に同炭鉱の坑内で起きたガス爆発事故により、現在も操業を停止している。

このような状況の中、2020年2月から5月上旬までに27%下落していたNSW州産一般炭の価格は、過去3週間においては安定した上昇傾向となり、同年5月26日には51.90USD/トンとなった。また、原料炭は、一級強粘結炭(Hard Coking Coal)の価格が2020年2月から5月までに30%下落したものの、過去3週間においては安定しており、113~120USD/トンの範囲となっている。

(シドニー事務所 Whatmore 康子)

おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

レポート一覧

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただくには、アドビシステムズ社から無償配布されているAdobe Readerプラグインが必要です。

ページの先頭へ