豪州:損害保険会社QBE、一般炭事業の主要投資ポートフォリオを全て処分

掲載日:2020年6月11日

6月2日付の地元メディアによると、豪州を拠点とする損害保険会社QBEは、一般炭事業による収益が全収益の30%以上を占める企業に対する投資ポートフォリオを全て処分したと発表した。QBEはこの理由について、COVID-19流行によって生じた経済危機が終息した後、環境面や社会面の問題を解決すると同時に投資家の利益ももたらす、グリーンボンドなどの「Impact Investment」に対する需要が急増し、一般炭の投資価値は下がることが予測されるためであるとしている。

豪州拠点の投資マネジメント協会Responsible Investment Association of Australasiaが2020年6月1日に発表した調査によると、豪州におけるImpact Investmentの市場はこの2年間で57億AUDから199億AUDへと約4倍に成長したとされている。QBEは、今後は一般炭以外の化石燃料への投資も漸次的に減らし、原料炭や天然ガスは投資対象から除外しないが、これらが同社の投資ポートフォリオに占める割合は現在も2.5%に満たないとしている。

(シドニー事務所 Whatmore 康子)

おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

レポート一覧

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただくには、アドビシステムズ社から無償配布されているAdobe Readerプラグインが必要です。

ページの先頭へ