豪州:投資資産運用BlackRock社、投資先の中国Shenhua社がNSW州Shenhua Watermark一般炭プロジェクトで先住民遺跡を破壊する恐れを懸念

掲載日:2020年6月25日

6月17日付の地元メディアによると、米国を拠点とする投資資産運用BlackRock社は、同社が投資を行う中国のShenhua(神華)社がNSW州GunnedahのShenhua Watermark一般炭プロジェクト(露天掘り)において、先住民遺跡を破壊する恐れがあることについての懸念を示した。これらの遺跡は、先住民が槍などを研磨していた砥石や埋葬地などであるとされている。

BlackRock社は、2020年1月に売上高の25%以上が一般炭事業で占められる企業への投資を2020年半ばまでに全て処分すると表明していたが、Shenhua社株を202百万株、現在の株価にして474百万AUD保有しており、うち1百万株はBlackRock 社の豪州支部が保有するものであるとメディアは報じている。

Shenhua Watermarkプロジェクト(年産10百万トン目標)は2008年にその計画が発表されて以来、地元の農民や環境活動家、先住民より強い反対を受けている。一方、環境保護団体Environmental Defenders Officeが行った調べによると、NSW州においては先住権原保有者の文化的重要地で建設を行う申請は、2012~2017年に704件であったが、このうちで却下されたものはわずか1件であったとされている。

(シドニー事務所 Whatmore 康子)

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