豪州:南アInvestec社、Adani社のQLD州Abbot Point港石炭ターミナル建設計画における資金調達に今後支援せず

掲載日:2020年6月25日

6月19日付の地元メディアによると、南アフリカに拠点を置く投資銀行Investec社はインドAdani社に対し、Adani社がQLD州Abbot Point港で進める石炭ターミナル(Adani Abbot Point Terminal:AAPT)建設計画推進のために行う資金調達に今後支援しない方針を明らかにした。

Investec社はこの理由について、同社が2020年3月に発表した新たな気候変動方針において、炭鉱の新規開発や拡張プロジェクトに対しては、同社の特別リスク評価委員会により「包括的な社会・経済的意義がある」と認定され、経営陣に承認された場合にのみ融資するとしており、AAPT建設計画はこの方針に整合しないからだとしている。

Investec社は2017年12月、Adani社がAAPT建設計画の資金として総額5億USDの5年物社債を発行した際には協力を行い、ヘッジ金融商品を提供したが、この金融商品が2022年に満期を迎える後は、上記の理由に基づきその更新は行わないとしている。Investec社の広報担当者は「我が社はAdani社による5億USDの社債に関してはその発行当時に協力を行ったが、現在はこの社債を含め、いかなる融資もAAPTに対して行っていない」と述べた。

(シドニー事務所 Whatmore 康子)

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