ロシア:2020年、陸路を利用した中国へのロシア産石炭輸出量は減少の見通し

掲載日:2020年7月9日

6月16日付の現地報道によれば、グロデコヴォ~綏芬河の鉄道区間を利用した中国へのロシア産石炭輸出量は、2020年に2019年と比較して4分の1ほど落ち込む見通しとのこと。原因は中国税関で厳しい石炭の品質検査が行われているためとされている。

2019年のグロデコヴォ駅からの中国向けの石炭積み出し実績は、350万トンだった。ロシアの石炭企業は中国への輸出拡大を展望していることから、ロシア側は同区間の石炭輸出量を年間400万トンに増加させることを中国に提案したが、現在、中国側の同意を得たのは約270万トンとのこと。

2018年にロシア側から中国に供給された石炭の品質に低下が見られたとして、中国税関は輸入される石炭の品質検査強化に関する一時的な規則を導入し、2019年末頃から中国側で貨物の受け入れに制限を課している。2020年1~5月、グロデコヴォ~綏芬河の区間の石炭の輸送量は、前年同期比で9%以上減少し、390万トン弱となった。

(モスクワ事務所 屋敷 真理子)

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