南アフリカ:外国人鉱山労働者、ロックダウン緩和後の職場に復帰

掲載日:2020年7月16日

7月9日付の現地報道によると、鉱物評議会(Minerals Council)は、9日にCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)によるロックダウン緩和後の鉱山業界の生産立て直しの実施により、期待されているよりも緩やかであるが、外国人鉱山労働者が南アフリカの鉱山に戻り始めたと述べた。

南アフリカは、プラチナとクロムの世界最大の生産者であるとともに金とダイヤモンドの主要生産者であるが、COVID-19の影響により生産制限が実施され、一部の外国人鉱山労働者は母国に戻っていたが、現在は産出量を増やしている。鉱物評議会は、7日に復帰予定であった1,150人を下回ったが、698人の外国人鉱山労働者が戻ってきたと述べた。

外国人労働者の復帰は、国境検問所での技術的な問題と国境検問所から検疫施設に労働者を送り届ける警察官の人数が限られているために遅れている。また、南アフリカの鉱山での労働力の約10%を占める外国人労働者を職場に復帰させるための10日間の隔離計画は、現状では約2倍の時間を要していると鉱物評議会の安全衛生担当上級幹部であるNiks Lesufi氏は述べている。これまでのところ、南アフリカの鉱山業界には、モザンビーク、レソト、エスワティニなどの近隣国から12,500人の外国人鉱山労働者が戻ってきている。

なお、ロックダウン後に労働力の約75%が戻ってきた鉱山業界では、これまでのところ28人の死亡者が記録され、3,519人のCOVID-19の感染が確認されている。南アフリカ保健省は、7月8日現在で、同国のCOVID-19の感染者数は224,664人で死亡者は3,602人と発表している。

(石炭開発部 奥園 昭彦)

おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

レポート一覧

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただくには、アドビシステムズ社から無償配布されているAdobe Readerプラグインが必要です。

ページの先頭へ