米国:反トラスト法にかかる公聴会を開始

掲載日:2020年7月22日

7月13日の現地報道によると、連邦取引委員会はPeabody Energy社とArch Resources社の共同事業体の組成を却下した。St. Louisの地方裁判所における公聴会で同委員会の反トラスト法施行体制が問われることになる。

連邦取引委員会は米国のMissouri州東地区の地方裁判所裁判官Ms. Sarah Pitlyk氏に対して石炭採掘企業の共同事業体組成を阻止するよう求めている。連邦取引委員会は「Peabody Energy社と旧称Arch Coal社(現、Arch Resources社)は石炭生産において競争関係にあり、両社の共同事業体組成がWyoming州パウダーリバー炭田の競争を排除するものとなり、消費者がより高額の費用を負担することになる」と主張している。

Arch Resources社とPeabody Energy社は「政府はエネルギー産業における競合環境を理解しないまま製品市場を不適切に定義している。ガス等の石炭以外の代替エネルギーとの競争の中で存続するために共同事業体が必要である」と述べた。

連邦取引委員会は過酸化水素生産者であるEvonik Industries社によるPeroxyChem社の買収を数か月前阻止しようとして敗訴した。これは直近の5年間で初めてのことであり、今回の共同事業体組成の事例は連邦取引委員会にとって重要である。

(石炭開発部 弘中 孝宜)

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