南アフリカ:Eskomは停電復旧がいつになるか示せず

掲載日:2020年7月22日

7月15日付の現地報道によると、国営電力会社であるEskomのスポークスマンは7月10日に始まった新たな停電がいつまで続くかわからないと述べた。同社は3月以来、初めてとなる計画停電を7月10日に実施したことで、COVID-19の感染によるロックダウン中の電力需要減少による安定した電力供給の期間が終了した。

同社は国内電力の90%以上を供給しているが、頻繁に発生する石炭火力発電所の故障により電力供給が中断し、経済成長を妨げ、投資を阻害しており、長年にわたって国の電力需要を満たすのに苦労している。同社のスポークスマンは、実際、どの発電設備がいつ故障するかわからない状態であり、これは新旧両方の発電設備に当てはまると述べた。また、同社は問題のある発電所のパフォーマンス改善のために、上級エンジニアの1人が率いるチームを派遣しているが、15日朝のピークの電力需要は、極寒の天候のため、今年最高となり、電力不足がさらに悪化したと付け加えた。

Eskomは15日のグリニッジ標準時12:00から、負荷制限をステージ1からステージ2に強め、電力削減をさらに強化する必要があると述べた。国内の電力供給網において、ステージ1では最大1,000MWを削減し、ステージ2では最大2,000MWを削減する。同社は、昨年末に過去最悪の停電を起こした時に、政府から新たな発電容量の準備を早める承認を得ているが、追加の発電容量はいまだ準備できていない。

(石炭開発部 奥園 昭彦)

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