南アフリカ:Buffalo社は、COVID-19感染者が出たため作業を一時的に停止した

掲載日:2020年7月30日

7月20日付の現地報道によると、南アフリカの石炭会社であるBuffalo社は、同社のAviemore炭鉱の労働者1人が18日にCOVID-19検査で陽性となったことを公表し、操業を一時的に停止したと発表した。Aviemore炭鉱は、坑内掘で無煙炭を採掘しており、資源量は約6,000万トンを有している。Baffalo社のもう1つの炭鉱であるMagdalena炭鉱は、2018年10月からケア&メンテナンス状態のため、Aviemore炭鉱で感染者が出たことは同社にとって大きな痛手で、同炭鉱の操業を一時的に停止したことにより、同社の生産が停止したことになった。

南アフリカではCOVID-19による感染者数が急激に増加し、1日あたりの感染率が世界で最も高いと報告されている。7月19日現在で360,000人以上が感染しており、世界第5位の感染者数である。COVID-19の流行により、今月にはAmaRharhabe王家のNoloyiso Sandile女王が亡くなり、又Gwede Mantashe鉱物資源エネルギー大臣も感染したと発表した。

南アフリカの鉱業部門は、COVID-19の蔓延により大きな打撃を受けており、同国の鉱業評議会(Minerals Council)によると、現在4,874人の鉱山労働者がウイルス検査で陽性反応を示し、39人が死亡している。これらの死亡とウイルス感染により、同国の鉱業生産量は前年比で30%減少し、鉱業部門の感染症流行に対処する能力に疑問が投げかけられている。このため、鉱物評議会は7月17日を国民の健康と安全の日(National Day of Health and Safety)と呼ぶことにし、COVID-19の蔓延を含む多くの職場の危険性を強調することを目指した。また、同評議会は、鉱山労働者が自分自身と同僚を保護するための教育と権限付与がウイルスの蔓延を防ぐために不可欠であるとし、ウイルスの蔓延防止に役立つ「現場での行動変容指針(behavioural change field guide)」を発行した。

(石炭開発部 奥園 昭彦)

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