ロシア:ロシア鉄道による輸出向け石炭輸送量増加には、ルーブル下落が影響

掲載日:2020年7月30日

7月14日付の現地報道によれば、ロシア鉄道による輸出向け石炭輸送量は、2020年6月に今年初めて増加に転じた。増加理由として、ロシア北西部のムルマンスクに向かう鉄橋の崩壊事故を受け、ムルマンスク商業港からの石炭輸出に代わり、欧州の経済活動の再開への期待から、欧州向け石炭価格が上昇したことや、ルーブルの下落が影響したとのアナリストのフダロフ氏の見方が紹介されている。

フダロフ氏は、石炭価格の低迷が続く中、外国の石炭会社の経営は悪化し、企業の倒産や炭鉱の閉鎖も相次いでいるのに対し、ルーブル下落のおかげで、石炭価格の低迷がロシア石炭企業の経営に与える影響は少なく、石炭価格の変化による影響から守られている、と指摘した。

(モスクワ事務所 屋敷 真理子)

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