中国:最近の中国企業の石炭火力発電の海外展開

掲載日:2020年9月17日

現地報道は、最近の中国企業の石炭火力発電の海外展開に関して以下のように報じた。

(1)インドネシア(ジャワ)の1,050MWの超超臨界石炭火力発電所
中国能源建設がインドネシアのジャワ第7石炭火力発電所2号機の系統連系を実施
  • 8月20日に、中国能源建設がEPC一括請負したインドネシアのジャワ第7石炭火力発電所2号機(1,050MW)の系統連系が行われた。
  • インドネシアのジャワ第7石炭火力発電所事業はインドネシアの35GWプログラムの重点事業の1つであり、一帯一路とインドネシアの海洋国家構想と結び付ける重要事業である。同発電所はジャカルタの西北の約100kmに位置し、発電容量は2×1,050MWである。ジャワ第7石炭火力発電所事業は中国能源建設浙江火電がEPC請負業者として建設を行い、中国能源建設集団広東省電力設計研究院が設計監理、中国電力工程顧問集団中南電力設計院有限公司が施工管理、浙江火電と安徽電力建設第一工程公司はそれぞれ1号機、2号機発電機の保守メンテナンスと石炭輸送システムの運行保守、華東電力試研院は設備のチューニングを担当する。  

(2)インドネシア(中央カリマンタン州)1,000MWの流動床発電機
東方電気が請け負ったインドネシアのKalteng火力発電所1号機が初めて系統連系
  • 8月4日、中国東方電気集団有限公司が請け負ったインドネシアのKalteng火力発電所1号機が系統連系を行った。
  • Kalteng火力発電所はインドネシアの中央カリマンタン州最大の石炭火力発電所である。同事業は東方電気の高効率のクリーン石炭燃焼技術を採用し、1,000MW×2基の循環流動床発電機を配置する。  

(3)カンボジアの350MWの超臨界石炭火力発電所
中国能源建設が設計し請け負ったカンボジアのシアヌークビル港の石炭火力発電所の工事開始
  • 8月18日、中国能源建設西南院が設計し、安徽電建一公司が建設を請け負ったカンボジアのシアヌークビル港の2基の350MWの石炭火力発電ユニットの建設を開始した。
  • 同発電所はカンボジアで最大の発電量を有し、一帯一路とカンボジアの四角戦略を結び付ける重点事業である。同工程はカンボジアのシアヌークビルの東北に位置する。350MW×2基の超臨界石炭火力発電機、8,000トン級の石炭船受け入れバース1ヵ所、2,000トン級の大型部品船受け入れバース1ヵ所を建設する。年間発電量は5.2TWhであり、2022年末までに最初の発電機が稼働する見込みである。

(北京事務所 塚田 裕之)

おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

レポート一覧

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただくには、アドビシステムズ社から無償配布されているAdobe Readerプラグインが必要です。

ページの先頭へ