モンゴル:Tavan Tolgoi炭鉱の石炭輸送に従事するドライバーのストライキ

掲載日:2020年10月1日

8月27日の現地報道によると、8月19日から石炭輸送トラックのドライバー達がストライキを行い、Tavan Tolgoi炭鉱~Tsagaankhad税関管制区方面の輸送料金を55~65元/トンから80元/トン以上に引き上げるよう要求しているという。同ストライキは8日間も続き、Tsagaankhad税関管制区では在庫量が1日分まで減少した。新型コロナウイルス感染症蔓延防止の観点からモンゴルー中国間の石炭輸送は制限されていたが、「グリーンゲート制度」により石炭輸送ができるようになったばかりであるが、今度はストライキにより石炭輸出がリスクにさらされている。

8月27日、道路輸送開発省のYo.Jargalsaikhan道路政策実施部長、鉱業・重工業省のB.Delgerjargal鉱業部長、Erdenes Tavan Tolgoi公社のB.GankhuyagCEOが記者会見を行い下記のとおり説明した。

  • Erdenes Tavan Tolgoi公社は石炭を採掘、販売する会社であり、石炭輸送を専門に行っていないことから、今回の石炭輸送料金は買い手側の問題である。しかしモンゴルの輸送会社、ドライバーの権益と関係する問題なので、買い手側との協議の上、石炭輸送料金を80元/トン以上に引き上げるよう決定した。
  • 現在、Erdenes Tavan Tolgoi公社は60のバイヤーと取引しており。その内41社へ原料炭を販売している。これらの企業の内12社が80元/トン以上への料金引き上げに賛成し、その他も賛成の意を表明している。本日、我々はストライキを行っているNGOの代表と2回会談し、輸送共同管理委員会を設立した。明日現場へ行き、輸送料金に関してドライバー達と話し合う予定。

    この会見の翌日の8月28日、政府の代表団が南ゴビへ行き、ストライキを行っているドライバー達と交渉し要件を受け入れ課題を解決するとの立場を公式に表明したため、ストライキが終了し石炭輸送が無事に行われる環境が整備された。
  • (北京事務所 塚田 裕之)

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