南アフリカ:鉱山労働組合は、石炭とダイヤモンド鉱山をストライキで脅す

掲載日:2020年10月8日

10月2日の現地報道によると、南アフリカの全国鉱山労働者組合(NUM:National Union of Mineworkers)は、2日De Beers、Exxaro及びPetra Diamondsの3社との間で、賃金合意に至らなかったため、ストライキを招集すると脅した。同国最大の鉱山労働組合の1つであるNUMは、労働調停委員会(CCMA:Commission for Conciliation, Mediation and Arbitration)での各社との調停中の賃金解決に向けた協議が合意に至らなかった場合には、ストライキを実施するための許可証を確保したと述べた。また、NUMはCCMAとピケを張るルールをまとめているところだと言ったが、ストライキをいつ打つかは述べなかった。

NUMの交渉責任者であるWilliam Mabapa氏は3社とのとても大きな戦いになるだろう。食品価格、燃料価格、そして一般物価水準が急上昇しているが、僅かな賃金の値上げが行われない場合に備え、我々は戦う準備をしていると、述べた。

Anglo Americanの子会社であるDe Beers、Petra Diamonds、それに国営電力会社であるEskomへの最大の石炭供給会社である Exxaroは、コメントを求められてもすぐには応じなかった。NUMはまた、未上場のSeriti石炭会社との賃金交渉で行き詰まっており、CCMAに争いの調停を求めたが、これはストライキへの一歩手前の動きである。

南アフリカの労働法は、賃金紛争を外部の調停者に委ねることを認めており、調停が失敗した場合には、従業員はストライキを行うことができる。NUMはSeriti社に対し、一律8.5%の賃上げを要求しているが、同社は4%の賃上げを提示しているという。同社は、本件に対してのコメントを求められてもすぐには応じなかった。

(石炭開発部 奥園 昭彦)

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