コロンビア:違法露天掘り鉱山探知に人工知能を使用

掲載日:2020年10月8日

9月28日の現地報道によると、Santiago Saavedra氏とMauricio Romero氏は2015年にNasaの衛星Landsat7の画像を利用して露天掘りの鉱山を探知する人工知能(AI)モデルの開発を開始し、2017年には鉱業開発エリアかどうか判定する精度が78%に達した。2019年にGoogleによる「社会福祉のための人工知能コンクール」で支援対象プロジェクトに選ばれ、欧州宇宙機関のSentinel1の画像も使用し、精度が92%に向上した。

探知モデルに使用する画像は無料であり、15日ごとに完全なマッピングを行っている。「画像に黄色に表れる場所が鉱業開発が行われている場所になる。これに鉱業権のマップを重ねることで違法開発場所がわかる」とSaavedra氏は説明する。

国連薬物犯罪事務所(UNODC)は、2019年に砂金開発についての最新の報告書を発表したが、このベースとなっているのは2017年及び2018年の衛星画像である。画像処理と分析をほぼ手作業で注意深く行う必要があるため、発表までに1年かかる。重要かつ正確な情報であるが、当局が違法鉱業や環境被害について対策をとるためには時間がかかりすぎていることが問題であった。

現在は、政府機関や市民組織がこの情報にアクセスするためのプラットフォームColombian Mining Monitoring (CoMiMo)を開発中である。

(リマ事務所 栗原 健一)

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