カナダ:アルバータ州が公園、自然保護地域を閉鎖する計画

掲載日:2020年11月5日

10月22日の現地報道によると、10月19日に開催されたJJ Collett自然地域財団(JJ Collett Natural Area Foundation)の年次総会では、アルバータ州の公園や自然地域の閉鎖や指定公園からの除外、そしてその影響が主な話題となった。
 
ゲストスピーカーとして登場したCanadian Parks and Wilderness Society(CPAWS)のアルバータ州北部支部のプログラムディレクター、Tara Russell氏は、提案されている変更案に対する懸念を表明した。「これらの地域は、レクリエーションの価値や保全の価値があると特定され、州の公園法や自然保護法で保護されている。指定公園から除外されることに憤りを感じる」と述べた。
 
連合保守党(UCP: United Conservative Party)は2020年3月、20の公園を閉鎖し、164の公園や自然地域をアルバータ州の公園から除外する計画を発表し、5月に情報を更新することを約束した。
 
週管理の公園から除外される土地は売却するか、公園を第三者のパートナーに譲渡して管理する可能性がある。第三者のパートナーがいない地域は、保護地域の指定を受けずに、保護されない公有地に戻ることになる。
 
Tara Russell氏は、「現在の法律は、産業開発や他の用途から地域を保護している。公園の状態から土地を除外することは、その土地を保護しないことになる。CPAWSは、リストから除外されることで“代替管理アプローチ”が可能になることを懸念している。Tara Russell氏によると、公園としての使命から除外された公有地には公有地法が適用されるが、土地を保護するものではなく、他の用途に利用される可能性がある」と述べた。
 
CPAWS:カナダ全国規模の慈善団体で、公有地と水の保護、公園が管理され自然保護されるよう活動している。

(石炭開発部 弘中 孝宜)

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