南アフリカ:Eskom、3カ所の石炭火力発電所の汚染問題是正を命じられる

掲載日:2020年11月19日

11月12日の現地報道によると、政府の環境部門は、国営電力会社であるEskom Holdings SOC Ltd.に対し、2020年、同社の石炭火力発電所のうち3カ所の汚染基準の遵守を命じ、さらに2カ所の発電所で調査が行われており、そのほとんどの命令について最初の開示で述べている。国の環境コンプライアンス・施行報告書2019-20(the National Environmental Compliance and Enforcement Report 2019-20)に記載されている違反は、粒子状物質の過剰排出と地下水汚染などが含まれており、違反と命令は次のとおりである。

Kendal発電所:排出規制値超過と汚染除去装置メンテナンス不良。国の環境部門は、問題を是正するための計画に時間枠を追加するよう要求している。

Camden発電所:汚染防止違反の是正の進展が限られていたため、5月にコンプライアンス通達が命ぜられた。

Tutuka発電所:地表と地下水の汚染を引き起こした排出規制値の超過及び水の使用許可の違反を是正するため、5月にコンプライアンス通達が命ぜられた。

Duvha発電所:過剰な粉塵と粒子状物質の排出が発見されたため、追加情報の提供が要請された。また、水利権がないこと、ボタや硫酸スラッジが、ライニングが施されていない灰捨て場に投棄されていたことなどが指摘された。

Lethabo発電所:5月に命ぜられた施行令では、Eskomは抗議を行うことができる。施行令の中には、粒子状物質の過剰排出、ライニングが施されていない灰捨て場などが含まれる。

Eskomは10月31日に発表した年次報告書の中で、当社の環境パフォーマンスは、排出量、水使用量ともに目標を大幅に上回っており、引き続き非常に残念な結果となっている、と述べるとともに、我々は、法定基準への順守を改善するための努力をさらに強化している、と述べている。なお、Eskomの粒子状物質の排出量は1997年以降で最悪であると同社は年次報告書の中で述べており、報告書について連絡があった際には、後ほどコメントすることができると述べている。

(石炭開発部 奥園 昭彦)

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